知らない間に出来てしまうイボ。
見た目が「魚の目」に似てるため、勘違いしてしまう方もいるそうです。

イボが手足にできると、何気ない仕草や行動がスムーズにできずヤキモキしますよね。
たかがイボと侮るなかれ、イボにも種類があり治療法も様々です。
その中でも有名なのが、液体窒素を利用した治療法です。

しかし、液体窒素で治療ができるって本当なのでしょうか?
具体的にどんな治療をするのかも気になるところです。
今回、そんな疑問について調べてみました。

・液体窒素でイボの治療ができるのか?
・液体窒素での治療によるメリット・デメリットは何か?
・治療費はどの程度かかるのか、保険は適用されるのか?

こちらの記事では、上記内容についてご紹介いたします。

液体窒素によるイボ療法は可能なの?

一般的に、イボは液体窒素で治療が可能と言われています。
ちなみにイボは、医学用語で疣贅(ゆうぜい)呼ばれるそうです。

皮膚表面にできている多くのイボにこの治療法が有効です。
しかし、かかとや指先など皮膚が硬い部位に出来た場合は注意が必要です。
しっかり治療しないと皮膚の奥深くにイボが転移し、完治しないといったこともあります。

ある程度治ったので、あとは自然治癒に任せようという考えも危険です。
内部にまでイボがないかどうかしっかり診てもらい、イボの根元を断つことが大切です。

液体窒素による凍結療法とは?

具体的な治療は、液体窒素を患部にあて低温やけど状態にさせて治します。
噴射器具で吹きつける病院もありますが、綿棒を使用するのが一般的です。

マイナス196度の液体窒素を綿棒に浸し、直接イボにあて患部を急激に冷やすのです。
イボが大きい場合は、綿棒に綿を巻き付けて大きくしたものに液体窒素を浸します。
ちなみに、綿棒をあてる強さや回数はイボの状態により異なるようです。

液体窒素をあててイボが出来ている箇所(異常組織)の皮膚を壊死させます。
すると、細胞分裂が始まり新しい綺麗な皮膚が生成されるのです。

わざと皮膚を壊死させて、新しい皮膚を生成させることから「凍結療法」とも呼びます。
液体窒素での治療法は、あくまでもウィルス性のイボに有効であると言われています。

【ウイルス性のイボとは?】
尋常性疣贅
・主につま先やかかと、指先など皮膚の硬いところにできます。
・子宮頸がんの元でもあるヒトパピローマウイルス感染によるもの。
・足の裏にできるものは、「足底疣贅」と呼ばれます。

扁平疣贅
・青年期に数mmの平たいイボが、顔や手の甲にできます。
・成長とともに自然治癒すると言われています。

ちなみに、この治療は1度で治ることはありません。
イボの度合いにもよりますが、完治するためには平均5回の治療を行う必要があります。
3週間の間隔で治療を行うため、完治までに半年ほどかかるという計算になります。

現在、イボ治療で効果が証明されたのは液体窒素療法とサリチル酸外用療法のみです。
他にもイボ治療は様々ありますが、効果に個人差があるため有効的とは言えません。

また、上記は有効性が証明されましたが即効性はありません。
イボ治療で、即効性のある治療法は確立されていないのが現状なのです。

具体的な治療過程とは

治療過程は個体差がありますが、どんな風に治療が進んでいくか調べてみました。

1:液体窒素を含ませた綿棒を患部に押しあてる。
・患部は白く固まりピリピリとした痛みが出ることがあります。
・イボに1回につき数秒ほどあて、これを数回繰り返します。

2:治療から数日後、イボ部分にかさぶたができる
・患部を低温やけど状態にするため、壊死した細胞がかさぶたとなるのです。

3:治療から10日~14日後、かさぶたが剥がれ新たな皮膚が生成される
・このとき、紫外線の影響を受けやすいため日焼け対策をしましょう。

上記の過程を完治するまで続けるという治療になります。
根気がいりますが、治療が不完全だと再発リスクがあるため、粘り強く臨みましょう。

注意!ドライアイスでの代用治療は危険

稀に、ドライアイスを代用してイボにあてるという方がいるようです。
液体窒素とドライアイスは似て非なるもの。
ドライアイスの元は二酸化炭素の個体で、液体窒素は窒素の液体です。
温度もドライアイスはマイナス56度で、液体窒素はマイナス195度と3倍近く違います。

病院に行くのが面倒なので、ドライアイスをあてるという行為は危険です。
必ず、お医者さんに診てもうようにしましょう。

液体窒素による凍結療法のメリット・デメリット

液体窒素での治療法は、メリットデメリットの両方があります。
どんなメリットデメリットがあるのかまとめてみました。

液体窒素による凍結療法の4つのメリット

液体窒素による治療では、主に4つのメリットがあると言われています。

1:保険が適用される

イボの利用には様々な治療法がありますが、そのほとんどは保険が適用されません。
しかし、液体窒素療法には保険が適用されるため他の治療法に比べ安価です。

2:1回の治療時間が短い

特別な医療器具を使用する必要がないため、1回の治療時間は約5分で終わります。

3:子供にも有効な治療法である

液体窒素療法は、大人だけでなく子供にも有効です。
しかも、子供は大人に比べて皮膚が薄いため治りやすいのだそうです。

4:イボのウイルスに対する免疫力を上げる

液体窒素療法は、イボの組織を壊死させるだけではありません。
イボのウイルスに対する免疫力を上げる効果もあるのです。

液体窒素による凍結療法の3つのデメリット

液体窒素療法はメリットだけではありません。
治療を行う上で3つのデメリットがあると言われています。

1:強い痛みを伴う

皮膚を低温やけど状態にして治療するため、強い痛みを伴います。
痛みに耐えれず途中で断念する方もいますが、徐々に痛みに慣れるとも言われています。

2:水ぶくれや内出血ができる場合もある

低温やけどで患部を壊死させるので、水ぶくれや内出血ができることもあります。
いくら配慮しても皮膚状態は個々により異なるため、リスクを避けることができません。

水ぶくれ等ができた場合、患部に直接触れぬようガーゼで覆っておきましょう。
無理に水泡を破ると、漏れた液により周囲にイボが感染する危険性があります。
基本的に、水ぶくれや内出血ができてしまったらすぐに病院に行ってください。

3:色素沈着を起こす可能性がある

デメリットのひとつとして、色素沈着を起こす危険性があります。
しかし、色素沈着を起こしても自然と治っていくことがほとんです。

イボやかさぶたが取れた時に皮膚がツルツルとしたピンク色になります。
この時に、紫外線対策ができていないと色素沈着を起こしてしまうようです。
保健適用外ですが色素沈着が気になる場合、美白剤の処方をしてもらうと良いでしょう。

液体窒素療法は保険適用されるの?

液体窒素治療は保険が適用されます。
イボの治療法は他にもありますが、ほとんどが保険適用外です。
そのため、液体窒素での治療は比較的に誰でも手軽に受けることができるのです。

治療費はどのくらいかかるの?

イボの状態や数により異なりますが、1回の診療で1,000円以内が相場のようです。
通う目安が5回ほどと言われていますので、5,000円前後が治療費の目安となります。

イボの状態により10回以上通う必要がある場合はもっとかかるでしょう。
あまりにも酷い状態の場合は、数万円かかる可能性も否めません。test

しかし、液体窒素治療は保険が適用されるため、比較的に安価だと言われています。
その他の治療費と比較してみました。

液体窒素の治療とその他の治療での費用比較

治療法 回数 料金
液体窒素療法 1回 1600~1,000円

▼その他治療でかかる費用

治療法 回数 料金
グルタールアルデヒド療法

ラーゼ軟膏処方

1回 2,000円
漢方、メスでの切除 1回 3,000円〜6,000円
炭酸ガスレーザー治療、局部注射 1箇所 7,000円〜30,000円
レーザー治療、サージトロン切除 1箇所 5,000円〜50,000円
温熱療法、接触免疫療法 1回 50,000円〜80,000円

液体窒素療法は、他の治療法と比べても安く手軽にできることがわかります。

イボを見つけたらすぐにお医者さんへ

液体窒素を使ったイボ治療は可能であることがわかりました。

一番危険なのは、イボができてもそのままにしておくこと。
放置しておくと、最悪の場合、完治できなくなることもあるそうです。
万が一、イボができてしまったらすぐにお医者さんに行きましょう。